実績がつくるのは
運
であると
言ったところではあるが…
いやまず、
その基本姿勢に
疑問はない
ということは、
しっかりお伝えしたい。
営業で言えば
案件が生まれるその入口は、
やはり
運
の要素が大きいことに
違いないはずだ。
しかしその
運
があっても、
能力
が不足していれば、
それをモノにできないということを、
これまた身を以て、
前職の営業で、
嫌というほど思い知らされた。
前職の営業は、
運
を頼りにするだけでは、
通用しなかったのだ。
運をたぐりよせてから問われる、自身の本当の実力
営業と
一口にいっても、
当然
全部同じではない。
大学時代に経験した営業と、
社会人となって最初に勤めた会社の営業は、
対極と言ってよい程ほど、
性質の異なるもどだった。
①
当日の短期決戦 か、
数年を要する中長期決戦 か、
②
個人あるいは世帯への営業 か、
組織への営業 か、
③
数万円単位の営業 か
数百万~数千万、数億円の営業 か。
④
営業は成約後の業務には関わらない か
成約後もパートナーとしてお客様と会社の仲立ちとなる か
…
後者で挙げたいずれのことも、
商談をまとめるのに、
相当なエナジーを要する。
運をたぐりよせてからの
「それから」には、
それに見合う
根性
胆力
突破力
調整力
観察力
分析力
交渉力
折衝力
…
総じて、
能力
が必要だった。
…このことに気づいたのは、
転職して
数年たってからだった。
大学時代の営業経験のおかげで
説明やプレゼンといった、
パフォーマンス的なことは
人より上手だったかもしれない。
だから別に
前職で何の実績も残せなかった
わけではないが、
それこそ
運
の成せるワザだっただけで、
よりいっそうその仕事に合った
能力
があれば、
もっとモノにできた
チャンスはあったと、
今では心底思うのだ。
成果 がでても、
それがそうなった
本質的な理由を
分かってはいなかった。
あの時、自分は
今の自分が本来必要であるはずの
能力
に対する
向上心が
低かったのだと
反省する。
運
をつかもうとする行動には
わりかしやっきに
なっていたかもしれない。
しかし
能力 は
足りてなかったようだった。
前職で営業は
「会社を代表する役割」だと、
言われていた意味を
もっとよく考えなければならなかった。
その本質をつかめていたならば、
もっと考えて行動できたはずだ。
運 だけではやっていけない ということ
これもまた
真理だった。
成果の80%を占める要素が
運 であると、
まず考えておく。
だからその運を
自分に引き寄せるために
行動する。
そこまでは間違いじゃない
しかし、
やってくる運を
アテにしすぎないこと。
運
ばかりを頼りにしていては、
そこまでの成果しか
期待できない。
運 をモノにするには
それに見合った能力がいる。
社会人になって苦節六年、
営業経験は計八年、
ようやくその
大切なバランス感覚を
体感しつつある。
ただ年をとっていっているだけでは
ないようで
ちょっと嬉しい29歳。
おわり
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