2016年11月1日火曜日

おかんヌの言うことはぜったい

~関連する前回ブログ あらすじ~


脱・みすぼらしい男を目指すぐちやま。

29歳のビジネスパーソンたるもの、

何より、戦闘服と表現されるスーツについては

特に意識高くいく必要性を感じた私は、

人生初のオーダーメイドにトライ。


「だいたいオーダーにかかる時間は1時間半」

そう聞いていたのだが、

いちばん最初の工程である

数百とある生地の中から

どれで行くか選択するところから、

頭を抱えてしまう。



しかし、「せっかくオーダーするのだから」と、

一切手を抜かず妥協しない私。

…そして出会った、

ブルーグレーという色の存在。



もうほとんどブルーグレーの生地で決定しかけたその時、

兄貴の結婚式で着用予定があるため、

念のためモーニングとかじゃなくていいよねってことを、

おかんに確認した。

そこで、我がおかんの飽くなき

チャコールグレーへの執着を目の当たりにする。


チャコールグレー絶対説…

自分の好みか、

おかんヌの好みか、

究極の選択を迫られる私。


ジャスト1時間半、

私はその日のオーダーを断念したのである…








やっぱりおかんヌの言うことはぜったい だよ




断腸の思いでブルーグレーを断念した。



だって、

兄貴の結婚式で、

おかんヌに

苦言を呈されている姿が目に浮かぶんだもん。




「何ねその色は!」

「よそわしか~」

「似合わ~ん」



果ては、

兄貴の結婚式は別に何着てきてもいいよって、

行ってたにもかかわらず当日、

「親族でそやんかスーツとかありえ~ん」

とか

平気で言いそうである。






しかしここで、

おかんヌ熱望のチャコールグレーを

しっかり選んでいれば、

母の機嫌がうなぎ上りによくなること

間違いなし。


「私がもう1着スーツ買ってあげる❤」
※もち、チャコールグレー


と言い出しそうなくらいだ。


それくらいウチの母は気分屋なので、

兄貴の祝いの席で

主役でも何でもない僕のスーツのために、

 

母を不機嫌にするわけにもいかんだろう。





それよりも、

「母の言うことは絶対ですとも!」

くらい、

服従した姿を見せてやろう。

もう反抗期なんて

微塵にもないことを伝えよう。

それが最高の親孝行だ。





あなたも何か選択に迷った時は、

こんな風に考えればいいサ。


「おかんヌの言うことは ぜったい」



たとえ意見が対立しても


「おかんヌの言うことは ぜったい」



それで

君の世界は救われる。








というわけで、人生初のオーダースーツは、何の変哲もないチャコールグレーのスーツです。



ええ。

柄とかも、

いっさいありませんよ。



ていうか、

あれだけブルーグレーに魅了されていた(更にチェック柄でもあった)のに、

上記のような理由で

あっさりそれを何の変哲もないチャコールグレーに変更したもんだから、

その後店員さんの提案も

当たり障りのない

どんな場所でも着ていけそうな

保守的なスーツづくりへと

すっかりシフトしてしまいました。











そして仕上がった…








世界に一つだけの…










オレ専用でオンリーワンの…
















何の変哲もないオーダーメイドスーツ。






完成が待ち遠しいです(白目)




おわり

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