2016年10月31日月曜日

ハロウィンナイトに思いをはせる

ハッピー☆ハロウィン!!



…そんなことをいっているTV番組を見て、

嫁(新婚)が激怒した。


「何がハッピー!?」


「何がハロウィン!!?」




…ごもっともだ。


所詮、日本のハロウィン・パーティというのは

少子化で人口が減り続けているにも関わらず

それでも歪に経済成長を続けようとし、

歪な労働体系を未だに奨励する中で、

息抜きの一環で

労働者階級の新たな年間行事として

近年急きょ取りいれられたイベントで…


それはいわば日本の歪みである。




しかしこれによって、

今やバレンタインデーを超えるほどの内需が生み出され、

労働者たちは思い思いの仮装をして

日頃のうっぷんを晴らすかのごとく

トリックオアトリートと

街中を狂喜乱舞する。

露出度の高いコスチュームを見ては

男たちは狂喜乱舞し、

トリックオアトリートと気軽に声をかける。

DJポリスには特別手当が支給される(たぶん)



ハロウィンによって、

日本の内需消費がいくぶん加速したことは

間違いないだろう。



まったくよくできている。

ハロウィンを近年日本に輸入した

黒幕は誰だィ??




…しかし


例えば自分が仮装をして


街中を練り歩くというのは、



やぶさかではない。





というわけで、大阪アメ村を仮装して練り歩こう



ここで、

僕がこれまで暖めてきた

鬼太郎 


の仮装を遂に披露する時がきた。


ちゃんちゃんこ

ゲタ

目玉おやじ


実は素材はそろっていたのである。




嫁にも

砂かけババァ

を提案したが断られた。



砂かけババァより

猫娘がいいとか

そんなカワイイ理由で断るのではなく、

単純に嫁はハロウィンを

心底嫌っているようだった。


しかし、

砂をまきながら歩く

その行為については

かなり魅力を感じているようで、

やぶさかではなかったようだ。



それでもやはり

ハロウィンには参加したくない嫁から

「一人で行ってきて、最終的に鬼太郎ファミリー(日本妖怪集団)を作って帰ってこい」

との指令を受けた。


さすが嫁。

ハロウィンに対する反骨精神が

凄まじい。



西洋の文化であるハロウィンが、

近年不自然に日本に流入してきたことを、

日本国原産オールドファッションともいうべき

日本妖怪の姿で参加することで

痛烈に皮肉るという

素晴らしい発想である。







そして

一人で行ってみて、

その同志を集めるという

はたまた斬新な発想。




ハロウィンなんて

みんな寄り集まって

一緒に仮装して

楽しんでるもんだろう?


そこに一人で飛び込めと!


西洋のイベントで

絶対に少数派の

日本妖怪を集めてこいと!




…ウチの嫁はどこまでスパルタなんだ。



ちなみに

あるTV番組によれば

ハロウィンの仮装のランキングは


5位 猫

4位 ナース

3位 ミニオンズ

2位 ポリス

1位 魔女



らしい。




5位の猫は、

猫娘でも

いいかなぁ?



この嫁のミッションを成し遂げたならば


何か人として一皮ムケそうな気がする。

妖怪並みのメンタルが持てそうな気がする。




よし、


面白い。



やってやる!






やってやるぞ!!




















…来年こそは。





今年の僕は人間を超えることが出来なかった。


おわり

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